檸檬のころ
- 2007/10/18(Thu) -
檸檬のころ 檸檬のころ
豊島 ミホ (2005/03)
幻冬舎

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地味な人なりの青春を書きたかったという作者の言葉通り、取り立てて目立ったことはないけど、でもそれなりに結構楽しかったかもって思えるそんな青春ストーリー。同じ高校を舞台にした7編の短編集。それぞれの話しが少しずつリンクしてます。

豊島さんの高校の時のエピソードがベースになってるらしい。作家さんの日常を知ってしまうと、本を読んだときどうしても先入観をもってしまうのでエッセイはあまり好きじゃないけど、豊島さんはすごく興味がひかれる人物。そんな豊島さんの高校時代のエピソードを語ったエッセイ「底辺女子高生」もぜひ読みたいな。
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家日和
- 2007/09/02(Sun) -
家日和 家日和
奥田 英朗 (2007/04)
集英社

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家の中をテーマにした短編集。ネットオークションにはまる主婦、会社が倒産して専業主夫となった夫、妻と別居することになった夫、内職をする妻、転職を繰り返す夫、ロハスにはまる妻の6編。

面白かったのは「夫とカーテン」。転職を繰り返す夫が次になったのはなんとカーテン屋。その行動力と楽天的な発想にウケまくりでした。実際自分の夫だったらちょっと勘弁って感じだけど。あと妻が家を出ていった後、自分好みの部屋作りをして一人暮らしを満喫する「家においでよ」。これって世の男性陣が一度は憧れる生活かも~
一歩家の中にはいるとそれぞれの家のルールってあって、ちょっとそういう他人の家の中をのぞいたようなそんな短編集です。

満足度 ★★★★
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悪人
- 2007/08/25(Sat) -
悪人 悪人
吉田 修一 (2007/04)
朝日新聞社出版局

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福岡県と佐賀県の境、ヘアピンカーブが続く三瀬峠で遺体となって発見されたOLの石橋佳乃。彼女を殺したのは誰なのか。彼女はなぜ殺されなければならなかったのか。

吉田さんの作品は好きで何冊か読んでるけど、ミステリーは初めてで、読み始めてすごく驚いた。ミステリーも書いたりするのね~最後の最後でようやく言いたかったことが分ったような気が・・・単なるミステリーのようで実は奥が深い。それにしても話し長すぎだしっ!私はパークライフやパレードの作風の方が好きだな~

満足度 ★★★
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終末のフール
- 2007/08/17(Fri) -
終末のフール 終末のフール
伊坂 幸太郎 (2006/03)
集英社

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「8年後、小惑星が地球に衝突して世界が滅亡する」というニュースが発表されてから5年後。地球最期の時を知って、逃げまどい、物を奪い、殺人を犯し・・・犯罪と混乱で渦巻いていた当初と比べ、少しずつ落ち着きを取り戻しつつある5年後。仙台にあるタウンヒルズでそこに住む人たちの今を短編で綴っています。

この話の設定が滅亡が発表された直後ではなく、5年後というところがみそだと思う。直後は誰もが狂乱して一時的な衝動に走ったりするけど、5年経つといろいろな考えが出てくる。短いようで長い残り3年をどう生きるのか?ある人は滅亡前に復讐を試み、ある人は恋をしようと思い、ある人はいつもと変わらない毎日を過ごそうと思う。重く悲しい話しのようだけど、タッチは伊坂さんらしく淡々とそして時々ほほえましさもあります。短編ではあるけど同じ場所に住んでいるということで少しずつ住人同士の絡みがあるところも面白かった。
遊び心のあるHPも発見しました。読み終わった後に見ると面白いかも。

満足度  ★★★★
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赤い指
- 2007/07/29(Sun) -
赤い指 赤い指
東野 圭吾 (2006/07/25)
講談社

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介護問題、嫁姑問題、いじめ・・・
いつも家庭のごたごたから目をそらしてきた昭夫だったが、
殺人事件という最悪の事件によって家族と向き合うことに・・・

東野さんの作品はトリックも巧みだし、心理描写が深くてかなり好きだけど、
これは書き出しを読んだだけで展開読めちゃうので、ちょっと物足りない感じも。
そもそも昭夫のとった行動がかなり無理あるような気が・・・
それでも2日で読めちゃうあたりやっぱり面白いということかな

満足度  ★★★
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